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武藤校長による『芝漬流子育て』

まずは家庭内を点検してみましょう。

低学年の男の子の子育て、毎日が戦争だと思われているお母様も多いのではないでしょうか。
個人差はありますが、保育園や幼稚園を卒業して小学校に入学すると、急に身体もしっかりしてきて力もついてきます。
そして何より、2年生あたりから口答えが多くなってきて困ると思われているのではないでしょうか。


これは、子どもの生活の中心が家庭から学校へと変わり、自立、つまり大人になろうとしている証拠です。
お父様やお母様は大人になろうとしている我が子の成長を感じつつも、
口答えに対してついつい頭ごなしに怒ったり、いたずらに対し力ずくで制したりとしていませんでしょうか。

低学年の特に男の子は、まだまだ親に甘えたいという気持ちがあり、反抗は親の反応を見ているということもあります。
そういった中で、親の怒鳴りや力ずくの行為は、親と子の間に溝をつくり、
子どもの自己肯定感を阻害し、成長にとっても何のメリットもありません。

では、元気の塊のような男の子をどのように導くのが良いのか。

まず『怒る』と『叱る』は、似ているようで全く違う意味を持ちます。

【怒る】は、怒り手の感情を相手にぶつけること。
【叱る】は、相手に良い方法を教える。 という意味です。

親が子に対してガミガミと怒れば、子は『僕も困ったら怒鳴ればいい』と考えてしまいます。
ですから良い意味で「しっかりと“叱る”」ことが重要なのです。
そして叱るときは、叱る範囲を広げずに今起きている事象に絞り、
過去のことは出さず、では次からはどうすれば良いのかを考えさせることが大切なのです。


また、親の力ずくの行為も、子は『僕も困ったら相手を叩けばいい』と考えてしまいます。
子どもは、イタズラをした結果生じる不利益を想像することはできません。
楽しいから、面白いからという理由でするわけですから、親はイタズラをするとどうなってしまうのか、
誰が悲しむのかを子どもに考えさせ、想像させるのが重要です。

低学年の子はまだまだ素直です。

我が子の素直さを信じて考えさせることで、他人の心を推し量ることや、
我慢することを学ぶのだと思います。
もちろん、お友だちを叩こうとしたり、物を壊そうとしているときは止めてくださいね。

子育てで大切なこと。

いろいろと述べさせて頂きましたが、子育てにコレだという秘訣はありません。
悩むのが子育てです。子が7歳なら、親も“親”としては7歳なのです。

一つ秘訣とは申しませんが、本校の大切にしている「手を離して抱きしめる」という言葉をご紹介します。
小さい頃は子どもをぎゅーっと抱きしめますよね。
子どもに自我が芽生え始めると、抱きしめられることに抵抗を感じるようになります。
しかし、小さい頃にしっかり抱きしめてもらった経験があれば、
その後は親が手を離していても、子どもは抱きしめられた感触を思い出して自立していく、という意味です。


本校は男子校として100年以上の歴史をもちます。
「手を離して抱きしめる」という言葉だけでなく、男の子を指導するプロ集団として、
時代に適した男子の導き方を日々研鑽しております。

学校説明会は、低学年の保護者の方も大歓迎です。子育てを考える“親”として、ぜひお越しください。


第15代校長 武藤道郎

 

 

 

 

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